よくある質問

免疫細胞治療

AKC(Autologous Killer Cell)免疫療法は、療法を受ける患者様ご自身の血液を採取し、免疫細胞を分離・培養して体内に戻し、がん細胞のような異常細胞を攻撃する免疫療法で、免疫細胞の中でもNK細胞を中心に培養し治療する方法です。抗がん剤、放射線治療、外科手術などとは異なり、体力低下及び痛みのような副作用がほとんどなく、併用治療が可能な安全な治療法です。

AKC免疫療法は2〜4週間ごとに1回、6回を1クールとして治療し、6回投与した後の検査で効果を判断します。治療周期や回数は患者様の状態によって異なり、専門医との相談を通じて細胞投与日を決めた方が望ましいです。

静脈投与で、投与時間は約60~90分程度です。

一般的に患者様ごとに効果が現れる時期が異なります。一度の投与ですぐに効果が現れる場合や、反復的に4-5回以上投与した時に効果が現れる場合もあります。また、同じがんでもがん細胞の特性によって効果が異なるため、正確な時期は申し兼ねます。

自由診療のため費用は全額自己負担となります。

医療費控除の対象になる場合もあります。
当院でも必要な領収書の発行をしています。医療費控除対象になるかは管轄の税務署によって異なりますので、詳細は管轄の税務署へ直接お問い合わせください。

TCC TOKYOは日本の再生医療法を遵守し、再生医療等安全性確保法に基づき設置された認定再生医療等委員会の承認及び厚生労働省の許可を受け、安全な細胞治療を行っております。

AKC免疫療法は、抗がん剤や放射線治療、外科手術などとの併用で治療の効果を高めることができます。ただし、AKC免疫療法の治療時期については、主治医とご相談ください。

抗がん剤治療の場合、がん細胞だけでなく正常細胞にもダメージが大きいため、体のバランスが崩され副作用を誘発しますが、AKC免疫療法を併用することにより、抗がん剤で弱まったがん細胞に免疫細胞が浸透する他、抗がん剤が認識できないがん細胞までも破壊するため、より効果的な治療が可能です。

患者様ご自身の血液を採取して培養や増殖をさせるため、副作用を起こす心配はありません。 ただし、投与後の免疫力が 高まる過程で、軽い発熱が起こることがあります。 発熱には個人差がありますが、ほとんどは数日以内に落ち着きます。

風邪の症状などがある場合は、医師とご相談ください。活性化したNK細胞が大量に体内に入ると強力な免疫作用によって発熱が起きたり悪寒がしたりする場合もありますので、風邪の症状と重なり、症状がひどくなることがあります。そのため細胞投与スケジュールに合わせて体調を整えることをおすすめしています。

特別な注意事項はなく、すぐに日常生活に復帰することが出来ますが、当日は激しい運動や飲酒などは控え、十分な休息をとってください。

当院の提携細胞加工施設は、厚生労働省許可施設でGMP※水準の設備要件を備え、厳格な基準によって運営されております。なお、すべてのAKC免疫細胞療法は、無菌検査、エンドトキシン試験、マイコプラズマ試験などの徹底した品質検査を行なっております。
※GMP(Good Manufacturing Practice): 医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準

免疫細胞治療の前に問診票へのご記入をお願いします。 糖尿病などで血糖値が下がる可能性がある場合やその他の免疫製剤(幹細胞治療剤、胎盤注射、成長ホルモン、高濃度ビタミン注射、漢方薬など)を使用、または服用する場合は、安全な免疫細胞治療のために必ず事前にお知らせください。